妊娠合併症について
診断 妊娠合併症・高血圧・産科合併症の診断予測
2021.03.31
妊娠高血圧症候群とは、全妊娠の5-7%に発症し、全世界で7万人の母体死亡、50万人の胎児死亡の原因となる重要な産科疾患である。症状は高血圧に加え、蛋白尿、腎障害、肝機能障害、神経学的障害、胎児発育不全など多岐にわたる。その原因・病態については多くの議論がされてきたが 、未だ解明されていない。また、妊娠高血圧症候群の早期発見マーカーもなく、当研究室ではエクソソームを用いたバイオマーカーの開発を目指している。